🚗 車 0歳児 抱っこ|赤ちゃんを車で抱っこして乗るのは違法?安全と法律を徹底解説!

query_builder 2025/10/04
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はじめに

0歳児とのお出かけ。
買い物や通院、ちょっとしたドライブなど、車での移動がどうしても必要になる場面は多いですよね。

でも、「少しの距離だから」「泣いているから」「抱っこの方が安心するから」と、つい赤ちゃんを抱っこしたまま車に乗ってしまう方も少なくありません。

実はそれ、法律違反になる可能性があるだけでなく、
万が一の事故の際に赤ちゃんの命を守れなくなるという、とても大きなリスクを伴います。

この記事では、

  • 抱っこで車に乗るのはなぜ危険なのか

  • 法律的にはどんな違反になるのか

  • チャイルドシートの正しい使い方と選び方

  • 泣いてしまう時の対処法
    などを、専門家の視点で分かりやすく解説していきます。


1.0歳児を抱っこしたまま車に乗るのは危険!

「ほんの近くだから」「眠ったから」「泣き止まないから」——
そんな理由で赤ちゃんを抱っこして乗せる人は少なくありません。

しかし、車の事故は自宅から5km以内で発生する割合が最も多いというデータもあります。
「近いから大丈夫」という油断が、命に関わることもあるのです。

■ 衝撃は想像以上

時速40kmでの衝突は、高さ約10mから落下した時の衝撃に相当します。
もし赤ちゃんを抱っこしていたら、大人の腕ではその衝撃に耐えられません。
エアバッグが開いた瞬間、その力で赤ちゃんがはね飛ばされる可能性もあります。

■ シートベルトの落とし穴

「抱っこしてシートベルトすれば大丈夫」と思う方もいますが、これは非常に危険です。
事故の瞬間、大人の体重と赤ちゃんの体重が一点に集中し、
赤ちゃんを圧迫してしまうケースが実際に報告されています。


2.法律では「抱っこ乗車」は交通違反になる?

ここで、気になるのが「法律的にどうなの?」という点ですよね。

■ 道路交通法ではチャイルドシート使用が義務

日本の道路交通法(第71条の3)では、
6歳未満の幼児を自動車に乗せるときは、チャイルドシートなどの幼児用補助装置を使用しなければならない
と定められています。

つまり、0歳児を抱っこして車に乗ることは、
**チャイルドシート義務違反(正式名称:幼児用補助装置使用義務違反)**にあたります。

■ 違反した場合の罰則

・違反点数:1点
・反則金:なし(減点のみ)

反則金はありませんが、交通違反として記録が残る点は軽視できません。
また、事故が起きた場合には「過失責任」が問われ、保険の支払いや刑事責任にも影響する可能性があります。

■ 実際に取り締まりを受けるケース

警察官に見つかった場合、
「短距離だから」「泣いていたから」といった理由では免除されません。
状況によっては厳重注意で済む場合もありますが、
多くの場合は正式な違反として処理されます。


3.0歳児の正しい車での乗せ方

「じゃあどうすればいいの?」という方のために、
0歳児に適した安全な乗せ方を紹介します。

■ 後ろ向きタイプのチャイルドシートを使う

0歳児は首がすわっていないため、
後ろ向きで体を支える構造のチャイルドシートが最も安全です。
衝突時の衝撃が分散され、首や背骨へのダメージを大幅に軽減します。

■ 取付位置は後部座席が基本

助手席にチャイルドシートをつけるのは避けましょう。
エアバッグの衝撃で、赤ちゃんが重傷を負う可能性があるためです。
理想的なのは、後部座席の中央または助手席後ろの位置です。

■ 正しい固定方法を確認

チャイルドシートの固定が甘いと、意味がありません。
「ISOFIX対応」モデルなら、誰でも確実に装着できます。
取扱説明書を確認し、ベルトのねじれ・ゆるみ・角度を必ず点検しましょう。


4.泣き止まない!そんなときどうする?

0歳児がチャイルドシートで泣いてしまうのはよくあること。
でも、そこで抱き上げてしまうのはNGです。

■ 走行中に抱っこするのは絶対NG

「ちょっとだけ」でも、事故のリスクは一気に跳ね上がります。
走行中に泣き出した場合は、安全な場所に停車してから対応しましょう。

■ 泣き止まない原因と対策

  • ベルトの締めすぎ・服装の違和感:体に合っているか再確認

  • 室温が高い/低い:赤ちゃんの体温調節は大人より敏感

  • 眠い・お腹がすいた:事前に授乳やおむつ替えを済ませておく

  • お気に入りの音や匂い:ママの声や音楽で安心することも

■ どうしても泣く場合のコツ

「ドライブ前に車内で数分座らせて慣らす」だけでも効果的です。
“車に乗る=怖くない”と学習させることができます。


5.誤解しがちな考え方と現実

意外と多い「大丈夫だと思っていた」勘違いを整理しておきましょう。

誤解現実
近場だから抱っこでも大丈夫事故は自宅から5km以内が最も多い
大人が抱けば安心衝撃で赤ちゃんが飛ばされる可能性
シートベルトをすれば安全赤ちゃんを圧迫してしまうリスク
チャイルドシート嫌いだから外す使わないことの方が危険

6.事故が起きたときのリスクと責任

もし万が一、抱っこした状態で事故に遭ってしまった場合、
法律的にも心理的にも大きな負担が残ります。

  • 保険会社から過失割合を高く見積もられる可能性

  • 刑事責任・民事責任が発生するリスク

  • 「守れたはずの命を守れなかった」という後悔

事故の瞬間、どれだけ注意していても、抱っこでは赤ちゃんを守れません。
**チャイルドシートは“義務”ではなく“命を守るための装備”**だと考えましょう。


7.Dr.Car・Fieldからのアドバイス

福岡市東区の車屋 Dr.Car・Field(ドクターカーフィールド) では、
新車・中古車の販売だけでなく、子育て世代のカーライフ相談も受け付けています。

チャイルドシートの取り付け位置や、車種ごとの安全性についてもアドバイス可能です。
「どんな車が赤ちゃん連れに向いているか」「後部座席の広さを重視したい」など、
気軽に相談していただけます。


まとめ

0歳児を抱っこして車に乗るのは、

  • 道路交通法違反(幼児用補助装置使用義務違反)に該当

  • 違反点数は1点、反則金はなし

  • しかし何より、命に関わる危険行為

ほんの数分の移動でも、油断は禁物です。
「チャイルドシートは面倒」ではなく、
「命を守るために必要な最低限の装備」として使い続けましょう。


👶 赤ちゃんを守るのは、親の小さな決断から。
Dr.Car・Fieldは、そんなご家族の安全なカーライフを応援しています。


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Dr.Car・Field.

住所:福岡県福岡市東区多の津4丁目14−30

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