車検でよく指摘されるポイントを詳しく解説。タイヤ・ブレーキ・ライト・ワイパー・オイル漏れなど、不合格になりやすい項目や事前にできる点検方法、修理費用の目安まで紹介します。
車検でよく指摘されるポイントとは?
「車検に出したら思ったより修理費が高かった…」
「どこを見られるのか分からない」
「事前にチェックしておけば良かった」
このような経験をした方は少なくありません。
車検では安全性・環境性能・保安基準を満たしているかを細かく確認します。
そのため、普段問題なく走れている車でも、保安基準を満たしていないと車検には通りません。
この記事では、
- 車検でよく指摘されるポイント
- 不合格になりやすい部品
- 修理費用の目安
- 車検前に自分で確認できること
- 車検費用を抑えるコツ
まで詳しく解説します。
車検とは何を確認しているの?
車検(自動車検査登録制度)は、
「この車が公道を安全に走行できる状態か」
を確認する制度です。
点検とは異なり、
- 故障しているか
- 古くなっているか
ではなく、
保安基準を満たしているか
が重要になります。
つまり、
- 少し古い部品でも基準内なら合格
- 新しい部品でも基準外なら不合格
になるケースがあります。
車検でよく指摘されるポイント① タイヤ
溝の深さ
もっとも多い指摘項目がタイヤです。
法律では
残り溝1.6mm未満
になると車検に通りません。
スリップサインが出ているタイヤは交換が必要です。
タイヤのひび割れ
見落としやすいのがゴムの劣化。
特に
- 5年以上使用
- 屋外保管
- 紫外線
によってひび割れが発生します。
深いひび割れは危険と判断され交換対象になります。
偏摩耗
片側だけ減っているタイヤも注意です。
原因は
- 空気圧不足
- アライメント不良
- サスペンション異常
などがあります。
空気圧
空気圧不足は
- 燃費悪化
- バースト
- 偏摩耗
につながります。
車検でよく指摘されるポイント② ブレーキ
車検では安全上もっとも重要な項目です。
確認されるものは
- ブレーキパッド
- ブレーキディスク
- ブレーキフルード
- サイドブレーキ
など。
ブレーキパッド
残量が少ないと交換になります。
一般的には
3mm以下
になると交換推奨です。
ブレーキフルード
吸湿性が高いため
2年ごとの交換
がおすすめです。
ブレーキ鳴き
必ずしも不合格ではありませんが、
異常摩耗が見つかることがあります。
車検でよく指摘されるポイント③ ライト類
意外と多いのがライトです。
対象になるのは
- ヘッドライト
- ブレーキランプ
- ウインカー
- バックランプ
- ナンバー灯
- フォグランプ
など。
球切れ
一つでも点灯しないと不合格になります。
ヘッドライトの曇り
近年増えている理由がこれです。
紫外線で黄ばんだレンズは
光量不足
になります。
磨くだけで改善するケースもあります。
光軸
LED交換後などに
光軸がズレている
ケースもあります。
車検でよく指摘されるポイント④ ワイパー
意外ですが
ワイパーゴム
もよく交換になります。
症状は
- 拭きムラ
- ビビり音
- ゴム切れ
など。
車検でよく指摘されるポイント⑤ エンジンオイル漏れ
車検では
オイル漏れ
もしっかり確認されます。
少しにじんでいる程度なら通る場合もありますが、
地面に垂れるほど漏れている場合は修理が必要です。
原因は
- ガスケット
- パッキン
- オイルシール
など。
車検でよく指摘されるポイント⑥ バッテリー
車検自体では必須交換ではありません。
しかし
弱っている場合
交換を提案されるケースが多いです。
症状
- エンジンがかかりにくい
- ライトが暗い
- 電圧低下
など。
交換目安は
3〜5年です。
車検でよく指摘されるポイント⑦ 冷却水
冷却水不足は
オーバーヒート
につながります。
確認する項目は
- 液量
- 色
- 漏れ
などです。
車検でよく指摘されるポイント⑧ ベルト類
エンジンには
- ファンベルト
- 補機ベルト
があります。
ひび割れ
鳴き
伸び
があれば交換対象です。
車検でよく指摘されるポイント⑨ 下回り
リフトアップして確認します。
チェック項目
- マフラー
- サスペンション
- ドライブシャフト
- ブーツ
- サビ
など。
ドライブシャフトブーツ
非常によく交換になる部品です。
ゴムが破れると
グリス漏れ
が起こります。
そのままでは車検に通りません。
車検でよく指摘されるポイント⑩ マフラー
確認される内容
- 排気漏れ
- サビ
- 穴あき
- 音量
社外マフラーでは
保安基準適合品
であることが重要です。
車検でよく指摘されるポイント⑪ フロントガラス
次のような状態は注意が必要です。
- 大きな飛び石傷
- ヒビ
- 視界不良
運転席前方は特に厳しく確認されます。
車検でよく指摘されるポイント⑫ 足回り
点検内容
- ショックアブソーバー
- ボールジョイント
- ブッシュ
ガタつきがあると交換になります。
車検で交換されることが多い消耗品
以下の部品は車検時に交換されることが多い代表例です。
| 部品 | 交換目安 |
|---|---|
| エンジンオイル | 5,000〜10,000km |
| オイルフィルター | オイル交換2回に1回 |
| ワイパーゴム | 約1年 |
| エアコンフィルター | 約1年 |
| ブレーキフルード | 約2年 |
| LLC(冷却水) | 2〜5年 |
| バッテリー | 3〜5年 |
| タイヤ | 溝・劣化による |
車検前に自分でできるチェック
車検前に以下を確認するだけでも、余計な指摘や費用を減らせる可能性があります。
- タイヤの溝・空気圧・ひび割れ
- ライト類がすべて点灯するか
- ワイパーの拭き取り状態
- ウォッシャー液の残量
- エンジンオイル量
- 冷却水量
- バッテリーの状態
- 異音や振動がないか
- メーター内の警告灯が点灯していないか
特に警告灯(エンジンチェックランプ、ABS、エアバッグなど)が点灯したままでは、車検に通らないケースがあります。
車検費用を抑えるコツ
車検費用は法定費用に加え、整備・部品交換費用が大きく影響します。無駄な出費を防ぐためには、次のような工夫がおすすめです。
- 定期的にオイル交換や点検を行い、大きな故障を防ぐ
- タイヤやワイパーなど消耗品を早めに交換する
- 異音や違和感を放置しない
- 事前見積もりを依頼し、必要な整備内容を確認する
- 複数の整備工場を比較する
日頃からメンテナンスを行っていれば、車検時にまとめて高額修理になるリスクを減らせます。
車検は「通すこと」より「安心して乗り続けること」が大切
車検は単なる義務ではなく、愛車の安全を見直す絶好の機会です。
「通ればいい」という考えではなく、今後2年間を安心して走行するための整備を行うことが重要です。タイヤやブレーキ、ライトなどは事故防止にも直結するため、少しでも気になる症状があれば早めに点検を受けましょう。
まとめ
車検でよく指摘されるポイントは、日常点検を意識するだけでも多くを予防できます。特にタイヤ、ブレーキ、ライト、ワイパー、オイル漏れ、下回りのブーツ類は指摘されやすい代表的な項目です。
日頃からこまめなメンテナンスを行い、異常を早期に発見することで、車検時の修理費用を抑えられるだけでなく、安全で快適なカーライフにもつながります。
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