水没された車の今後の対応|修理・廃車・保険・買い替えまで徹底解説【福岡 東区 Dr.Car・Field】

query_builder 2025/10/09
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福岡をはじめ全国で近年増えている「ゲリラ豪雨」や「線状降水帯」。
短時間で道路が冠水し、気づけば車が水に浸かってしまったという相談が年々増えています。

「車が水に浸かったけど、もう動かない…」
「エンジンはかかるけど、このまま乗っても大丈夫なのか?」
「修理できる?それとも廃車?」

そんな不安を抱える方に向けて、今回は “水没車の今後の対応” について、福岡市東区の車屋「Dr.Car・Field」が専門家の視点から詳しく解説します。


1. 水没車とは?どんな状態を指すのか

「水没車」という言葉はよく耳にしますが、実際にはどの範囲を指すのかを正確に理解している人は少ないかもしれません。
水没車とは、車両の床面(フロア)以上に水が入った車を一般的に指します。

●水没のレベルには段階があります

水没の程度状況主な影響
軽度水没タイヤ半分〜床下まで下回り・ブレーキ系に影響
中度水没フロア上まで浸水シート・電装系に被害
重度水没ダッシュボード〜エンジンルームまで浸水エンジン・コンピューター破損の可能性大

外見上は乾いて見えても、内部では錆や腐食が進行していることが多く、時間が経つほど修理が難しくなります。


2. 水没した車に絶対やってはいけないこと

水没直後、多くの方が「エンジンをかけてみよう」と思ってしまいます。
しかしこれは絶対にやってはいけない行為です。

●理由1:ウォーターハンマー現象の危険

エンジン内部に水が入り込んだ状態で始動すると、ピストンが水を圧縮しようとしてエンジンブロックを破損する「ウォーターハンマー現象」が発生します。
これが起きると、修理費は数十万円〜エンジン交換レベルになることも。

●理由2:電装系のショート

現代の車は電気制御で動く部品が多いため、水に濡れた状態で通電するとコンピューターや配線がショートする危険があります。
エアバッグやABSなど安全装置にも関わるため、安易に電源を入れるのは危険です。

●まず行うべき初期対応

  1. バッテリーのマイナス端子を外す(感電防止)

  2. 車を安全な場所へ移動(レッカー依頼)

  3. 写真・動画で被害を記録

  4. 保険会社と整備工場へ連絡

  5. 自己判断で動かさない


3. 水没後にすべき対応ステップ

ステップ①:被害状況の記録

スマホなどで、車体の周囲・車内・エンジンルーム・メーター部分などを撮影しておきましょう。
後で保険申請や修理見積もりを行う際に重要な証拠になります。

ステップ②:保険会社に連絡

「車両保険」に加入していれば、自然災害による水没も補償対象となる場合があります。
電話の際は「いつ・どこで・どの程度水に浸かったか」を具体的に伝えるとスムーズです。

ステップ③:整備工場に搬送

エンジン内部まで水が入っている場合、専門の点検機材での診断が必要です。
福岡市東区の「Dr.Car・Field」では、水没車専用の点検と分解クリーニング対応を行っています。


4. 修理で復旧できるケースと難しいケース

水没車と一口に言っても、被害の深さによって「修理して使える車」と「廃車にするしかない車」があります。

●修理できる可能性があるケース

  • 水が床面までしか達していない

  • エンジンルームへの浸水がない

  • 電装系に通電していない
    このような場合は、洗浄・乾燥・オイル交換などで復旧できることもあります。

●修理が難しいケース

  • ダッシュボード上まで浸水

  • エンジン内に水混入

  • コンピューターやECUが濡れた
    こうなると修理費が高額(数十万円〜100万円超)となり、廃車や乗り換えを検討するのが現実的です。


5. 水没車の修理費用の目安

修理内容目安費用(概算)
下回り・ブレーキ清掃約2〜5万円
室内乾燥・清掃約3〜10万円
電装系交換約10〜30万円
エンジン交換40万円〜100万円以上

車種や年式によっても異なりますが、軽度の浸水でも10万円前後の修理費が発生するケースが多いです。
そのため、「修理してもまた不具合が出るリスク」を考慮し、保険・査定・乗り換えの総合判断が大切です。


6. 保険でカバーできるか?車両保険の確認ポイント

水没車の補償は、加入している保険内容によって大きく異なります。

●補償されるケース

  • 一般型の車両保険(自然災害補償あり)

  • 台風・洪水・高潮・豪雨などによる水没

●補償されないケース

  • 車両保険に加入していない

  • エコノミー型(限定補償)のみで水害除外

  • 故意・過失による水没(冠水路への進入など)

●保険金の請求手順

  1. 保険会社に連絡

  2. 被害写真を提出

  3. 修理見積もりまたは全損判定

  4. 支払い(修理費または車両価格分)

全損扱いになれば、車両の時価相当額が補償されるケースもあります。


7. 廃車にする場合の流れ

修理が難しい場合は、廃車手続きを行います。
Dr.Car・Fieldでは、次のようにサポートしています。

  1. レッカー引き上げ(動かない車もOK)

  2. 査定・買取価格の提示

  3. 廃車手続き代行(無料対応可能)

  4. 自動車税の還付手続き

水没車でも、部品の一部が再利用できる場合は買取金額がつくこともあります。
自己判断で「どうせ価値がない」と決めつけず、専門業者に相談することをおすすめします。


8. 水没車の買取・査定の実情

中古市場では、水没車は「修復歴車」以上に評価が下がります。
ただし、エンジンや足回りが無事で、外装・内装がきれいな場合は部品取り車として価値がつくことも。

●買取査定でチェックされるポイント

  • エンジン始動の可否

  • 水没の深さと場所

  • 電装系の状態

  • 車内のカビ・臭い

  • 登録書類(所有者・車検証)

Dr.Car・Fieldでは、廃車同然の水没車でも無料査定・引き上げ対応を行っています。


9. 水没車を買ってしまわないための見分け方

中古車市場では、災害後に「隠れ水没車」が流通することがあります。
見た目をきれいにしても、内部はサビ・腐食だらけというケースも。

●水没車の見分けポイント

  1. シート下やシートベルト根元のサビ・泥

  2. 車内のカビ臭・湿気

  3. エンジンルーム内の砂やサビ

  4. ライトやメーター内部の曇り

  5. 電装品の動作異常(パワーウィンドウ・エアコンなど)

中古車を購入する際は、「水没歴」「冠水歴」がないか必ず確認しましょう。

Dr.Car・Fieldでは、入庫時に徹底した点検を実施し、水没歴のある車は販売していません。


10. 水没車の再利用やリサイクルについて

水没車は使えないと思われがちですが、実際は再利用される部品も多くあります。

  • エンジン外部部品(オルタネーター・スターターなど)

  • 外装パネル・ガラス・ホイール

  • シート・内装パーツ

こうした部品は再生・洗浄してリユースされるため、資源リサイクルの観点でも重要です。
Dr.Car・Fieldでは、環境に配慮した再資源化を行い、無駄をなくす整備体制を整えています。


11. Dr.Car・Fieldでできるサポート

福岡市東区の「Dr.Car・Field」では、水没車に関する次のサポートを行っています。

  • ✅ 水没車の現地引き上げ(レッカー対応)

  • ✅ 修理可能箇所の点検・見積もり

  • ✅ 車両保険・廃車申請サポート

  • ✅ 買取・乗り換え相談

  • ✅ 次の車の提案(中古・新車どちらも対応)

「どうしていいかわからない」「保険会社とのやり取りが不安」という方も、スタッフが丁寧にサポートします。
清潔感と信頼を大切に、地域密着で一台一台に誠実に対応しています。


12. 福岡で水没車の相談をするなら Dr.Car・Field へ

集中豪雨が多い福岡では、突然の冠水被害に遭うケースも少なくありません。
しかし、焦らず正しい手順で対応すれば、車の価値を守ることも可能です。

水没して動かなくなった車も、諦める前に一度ご相談ください。

📍 店舗情報
Dr.Car・Field(ドクターカーフィールド)
住所:福岡県福岡市東区多の津4-14-30
営業時間:10:00〜18:00
定休日:毎週月曜日・第1・第3日曜日
TEL:092-409-7952
公式サイト:https://drcarfield.com/


13. まとめ|まずは専門工場へ相談を

水没車は、外見が乾いて見えても内部では腐食や錆が進んでいます。
自己判断で動かすと、取り返しのつかない故障につながる恐れがあります。

  • エンジンはかけない

  • 保険会社と整備工場に連絡

  • 修理・廃車・買い替えを総合判断

もし福岡市周辺でお困りの方は、「Dr.Car・Field」が誠実に対応いたします。
あなたの愛車の今後を、最善の形でサポートいたします。


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Dr.Car・Field.

住所:福岡県福岡市東区多の津4丁目14−30

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